ブログ運営を始めたばかりの方がSNSでこのように呟いているのをよく見かけます。
- ブログを始めたけど書くことが全然ない
- いい記事ネタが思いつかない
- ブログ記事のネタはどうやって探したらいいの?
もし「ブログを始めた理由が稼ぐためで、上記の例が少しでも思い当たる」のであれば気を付けた方がいいです。
なぜならブログで稼ぐことに対して基本的な考え方を間違えているからです。
実際、僕も何を書いたらいいかわからずに悩んでいた時期があるので、書きたいのに書けない気持ちがよくわかります。
なので今回の記事は、自分がなぜブログで書くことがなくなるかを理解し、これからネタ探しに困らなくなる解決策を紹介しています。
ネタ探しの壁は初心者がぶつかりやすい課題です。
ここで正しい考え方を身に着けることは必ず自分の資産になるので、いまの機会に学んでネタ探しに困らないようになりましょう!
ブログに書くことがない状態がよくない理由
”書くことがない””ネタの探し方を知りたい”という考え方がなぜ間違っているか、いきなりですが結論をまとめます。
- ブログはアクセスを集めるのが大前提だから
- ブログの記事はユーザーが読みたい内容を書くから
- 上2つを意識してキーワード選定をしていれば、そもそもネタ切れは起こらないから
「アクセス数とネタ探しの関係は」「ユーザーが読みたい記事を書きたいからネタ探しに困ってる」と思われるでしょうが、これを理解していればキーワード選定はそのまま記事のネタ探しになります。
収益化には、読者が読みたい内容でアクセスを集めるために正しいキーワード選定を行うのが大切です。
それでは1つずつ解説していきます。
ブログはアクセスを集めるのが大前提
まずブログで稼ぐ上で収益化の要素を理解する必要があります。収益化の要素はざっくり言うとこんな感じです。
計算アレルギーの方も大体でいいので、アクセスが大事ということだけは理解してください
収益=アクセス数(PV)×コンバージョン率(CVR)×成約単価
「PV」はサイトに来た人数。「CVR」はアクセス数の内、何人購入してくれたかの割合。「成約単価」は自分がもらえる報酬額です。
例えば、1000人がサイトに来て、その内10人が報酬額1000円の商品を購入してくれた場合の計算です。
(CVRは、1000人中10人が購入なので1%)
1000(PV) × 1%(CVR) × 1000(単価:円) = 10000円が自分の収益になります。
この3つの要素の内、真っ先に増やさなければいけないのがアクセス数です。アクセスが0ではいくら商品を売っても稼げません。
まずはPVを増やすのを第一に考えましょう。
ブログの記事はユーザーが読みたい内容を書く
ブログの記事は、ユーザーの知りたい情報や問題を解決する手段について書くべきです。
ユーザーが検索してまでブログを読むのは、知りたいことや解決したい悩みがあるからです。
しかし、記事のネタを探している人は「自分が書けることを書こう」という考えがあります。
自分の書きたいことがどんなにいい情報でも読者が読みたい内容でなければ読まれません。一生懸命書いたのに全く読まれずブログを辞める人もいます。
「じゃあ読者が求める記事を書くにはどうしたらいいの」と思われるでしょうが、そのために必要なのがキーワード選定になります。
キーワード選定をすればネタ切れは起こらない
何度もお伝えしますがキーワード選定は、「ブログのアクセス数を増やすため」「ユーザーが必要とする情報を書くため」に行うものです。
ユーザーがこのキーワードで検索しているのはこんな悩みがあるから、というキーワードを調べて悩みを解決するのがブロガーの役目になります。
キーワードの種類は悩みの数だけあるので、記事のネタも同じだけあるというわけです。時間がいくらあっても書ききれないほど見つかります。
つまり、キーワード選定をしていればネタは無数に見つかるのにネタ探しで悩むのは、キーワード選定をしていないかやり方が間違っているということ。
これは今後ブログを書いていく上で非常に良くないので、正しいキーワード選定のやり方は早いうちに覚えるようにしましょう。
キーワード選定の具体的なやり方はこちらの記事で解説しています。
ブログに書くことがない5つの原因と解決策
書くことが思いつかない理由として他にもこのような原因が考えられます。
人によっては時間が取れないなど他の要因もあるとは思いますが、特に当てはまる人が多いものについて、原因と解決策を紹介していきます。
その① ブログのジャンルが決まっていない
自分のブログに書くジャンルを決めていない人は、”読者の事を考えて書く”と言っても想定する読者すらいない状態です。
この状態では選択肢が多すぎるために記事のネタを選べないので、書く内容を考えることもできません。
読者の悩みを解決したくても、そもそも何の悩みを深堀りしたらいいかすら決められなければ全く身動きが取れないですよね。
解決策
まず自分がどのジャンルでブログを作るかを決めましょう。
下の画像は、ブログジャンルを決めるときの参考です。
稼ぐためにブログをするのだから稼げないジャンルを選んでは意味がありません。
稼げるジャンルかどうかは、以下を基準に判断します。
- キーワードの検索ボリュームが十分にある
- ASPに登録してそのジャンルに高単価(千円単位)のアフィリエイト広告があるか調べる
洗い出したジャンルの内、専門性が発揮できてより稼げるジャンルの特化ブログを作るのがオススメですよ。
逆に、専門性を発揮するのが難しいと感じたら、稼げるジャンルで書けそうなものを複数まとめた雑記ブログが良いと思います。
ブログを続ける内に自然と専門性を発揮できるようになります。
このように、まずはブログの方向性を決めてから記事のネタを探すようにしましょう。
その② ブログを始めたばかりで書き方がわからない
”始めたばかりだから書くことが思いつかない”というのは、ブログの目的や形式についての理解不足、具体的な書き方の技術やノウハウの不足から起こります。
つまり経験不足と知識不足ですね。
ですが心配しないでください。新しいことに挑戦するのだから最初は何もわからない、何もできないのが当然なんです。
文章を書く力(ライティング力)は書かなければ身につかないので、解決策は「実際に書いて慣れる」しかありません。
解決策
実際に書くときに何が大事かといえば、ライティングの基本を守ることです。
なぜなら、ブログとは読者に価値を提供するために書くものだからです。
- 読者がサイトに訪れる条件を整える(検索上位に表示されるため)
- 読者が読みやすい記事を書くため
ライティングの基本については、多くのブロガーの経験から最もいいと言われる『型』があります。
まずはその『型』を使って記事を書くことに慣れましょう。
記事構成のテンプレートがあるので、そのまま使ってOKです!
その③ キーワード選定をしたけど、そのキーワードに詳しくない
そのジャンルに詳しくないときはこのような悩みがあります。
「キーワードを決めて読者の想定もしたけど詳しく書くことが思いつかない」といった状態であれば、情報収集が足りていないことが多いです。
読者にとって価値を提供するためには、多くの知識をインプットしなければいけません。
多くの情報を持っているほどキーワード選定も行いやすくなり、読者が読みたいことをスラスラ書けるようになります。
解決策
ブログを書くための情報収集の一例はこちらです。
- 同じジャンルの本を読む
- SNSやニュースなどで最新の情報を調べる
- 検索上位のサイトから学ぶ
本は最初に基礎知識を学ぶのに向いていますし、トレンド情報は読者が求める内容を仕入れるのに向いています。
同じジャンルで検索上位にいるブログ記事を参考にするのも有効です。
上位表示されている=読者が求める情報を書いているからです。
さらに、「その上位サイトに書いていないけど読者にとって有用な情報」を見つけられれば、自分だけの価値を付加することもできます。
上位サイトの分析はどのジャンルでも使えるので覚えるようにしましょう!
その④ 完璧な記事を書こうとしている
完璧な記事を目指している人は少し気に入らないと訂正を繰り返して、結果的に何を書いたらいいのかわからなくなってしまいます。
そもそも完璧な記事とはなんでしょう?
「自分の文章力で書ける限界の記事」でしょうか。
「誰よりも詳しく書いている記事」でしょうか。
自分の限界がどこかなんてわからないですし、詳しい記事だけが読者のニーズではありません。
1万字以上の記事で詳しく学びたい人もいれば、初心者目線で書いた記事を求める人もいます。
要するに完璧とは自分の中の基準で、それを気にするほど読者が求める記事からは遠くなります。
解決策
結論から言うと投稿する記事の出来は『50~70%』でOKです。
初めのうちは時間をかけていい記事を目指すよりも、記事を書く回数を増やした方が成長に繋がります。
また、ブログ記事は本などと違っていつでも更新できる利点があります。
何記事か投稿すれば当時の自分はすぐに超えられるので、成長した自分が記事を修正する方が圧倒的に効率がいいですよ!
自分の50%が読者にとっての100%になることもあるので、完璧な記事より読みやすい記事を書くことを意識しましょう。
読みやすい記事の書き方はブログで読みやすい文章の書くための7つのポイントで解説しているので、もしよければ目を通してください。
50~70%がよくわからないと思いますが、最初はこれくらい出来ていれば十分です。
- 文章は短く簡潔にして、丁寧に分かりやすく解説する
- 装飾は使いすぎない
- 「です、ます」と「だ、である」はどちらかに統一する
その⑤ 更新がめんどくさい、やる気が起きない
書くことが思いつかないのではなく、実は「ブログの作業がめんどくさいな…」と感じているのかもしれません。
特に副業としてブログをやりたいと考えている人は、本業や家事の合間に無理やり時間を作って作業するのが大変だと感じやすいです。
実際1記事に10数時間もかけるのは大変です。めんどくさいと思わない方が稀なんじゃないでしょうか。
気持ちの問題なので最終的には本人の判断になりますが、有効と言える解決策を紹介するので参考にしてください。
解決策
- SNSでブログ仲間を作る
- 新規ブロガーの9割は辞めるので、1割に入ることを原動力にする
- 自分がやる気が起きない理由を記事のネタにする(ジャンル次第)
- AIを使って記事作成の時間を短くする
- ブログを習慣にする(おすすめ)
TwitterなどSNSでは始めたばかりの方が多くいるので、その人たちと交流を取って取り組む方法はモチベーションの維持に有効です。
ですが、他人が結果を出しているところを見るとかえってやる気が無くなるリスクもあります。
なので最もおすすめなのは、ブログ活動を習慣として取り入れて、他人や気分に影響されずにブログの更新を行えるようになることです。
習慣化には自分の中でルールを決めて取り組むのが効果的なので試してみてください。
例えば、
- (20時になったら)(寝る前は)管理画面を開くようにして、最低30分は作業する
- 通退勤中や昼休憩などの空き時間はキーワードを調べる
- 休日は30分早く起きてブログの時間にする、など
自分が定期的に続けられそうなことをルールにしましょう。
記事作成に時間がかかるせいで気乗りがしないのであれば、AIを取り入れるのもおすすめですよ。
ブログに書くことがないときに絶対やってはいけないこと
もし書くことがないとしても、これはやらない様に気を付けてください。
- とりあえず何でもいいから記事を書く
- ブログの書き方を勉強するだけで記事は書かない
- キーワード上位の記事を丸パクリする
とりあえず何でもいいから記事を書く
何でもいいから書くことは『ブログの趣旨である、ユーザーが読みたい情報を書く』とはかけ離れてしまうので絶対にやめましょう。
むしろその時間をキーワード選定の練習に使った方が効率的です。
最初はよくわからないかもしれませんが、繰り返せば問題なくできるようになりますよ。
キーワード選定ができればこの問題は解消できる上に、ブロガーとして何段階も成長できます。
もう一度言いますが、とりあえず書くぐらいならキーワード選定を学んで記事のネタを集めましょう。
ブログの書き方を勉強するだけ
ライティングスキルは勉強するだけでは意味がありません。
文章のテクニックを身につける最短の方法は実際に書いて経験を積むこと。つまりアウトプットが最重要です。
テクニックを学びたいのであれば、少しずつでいいので記事に取り入れながら学びましょう。
少しでも書き続ければ、その内自然と”書き方がわからなくて書けない”状態からは卒業できますよ。
キーワード上位の記事を丸パクリする
「書くことがない、でも記事を投稿しなきゃいけない」。
そういう風に思ったとしても、他人の記事の一部をコピぺしたり丸パクリするのはNGです。
いまある記事と同じことを書いても、その記事の下位互換ができるだけ。
サイトの運営歴も違うので100%負けます。というより勝負の場にすら立てません。
検索で表示される順位はGoogleなど検索エンジン独自の評価によって決まりますが、既存記事と同じ内容の記事はこの評価で即座にはじかれます。
それどころかペナルティとしてサイト全体の評価を下げることにもつながります。
検索上位の記事を見るときは、「キーワードの検索意図をどのように捉えているか」「その検索意図にどう答えているか」「その記事よりも検索意図に合った答えはないか」など、自分の記事をより良くする方法を学びましょう。
キーワードからネタを探して記事を書くのに慣れよう
今回の記事では、ブログで書くことがない人の危険性と、書くことが思いつかないときの対策について解説してきました。
収益目的のブログを作るときに特に重要な点は以下の3つです。
- ブログはアクセスを集めることが最優先
- 読者のことを考えてキーワード選定を行えばネタは無数に集まる
- 初心者は、記事を最後まで書いて投稿することに慣れる
書くことが思いつかない人はキーワードから記事のネタを見つけましょう。
それができるようになればネタに困ることはなくなり、むしろ書ききるのに時間がいくらあっても足りないことに気づくはずです。
とはいえブログは楽しみながら書くのが一番です。どうしても辛いときは無理せずに休みを取って、気持ちに余裕ができたときに再挑戦するのがいいですよ。