- 文章の書き方がわからない…
- 読みやすい文章を書くコツは?
- 自然な文章の流れにするにはどうしたらいい?
ブログ記事を書くときこのような悩みを持つ方はとても多いです。
読者の目を引いて興味を持ち続けてもらうためには「ただ書けばいい」というわけにはいきません。
特に検索エンジンで上位に表示されたいと思うなら、読者が求めている内容にしっかりと応える文章の書き方からSEOの基礎まで、いろいろなことを考える必要があります。
この記事では、ブログ記事の書き方の基礎から、構造がしっかりした本文の書き方、SEO効果を向上させるコツを紹介します。
ブログを始めたばかりの方も今回紹介するポイントを押さえることで、ライティングスキルを高めることができるはずです。
あなたのブログが読者から見て魅力的な存在になるよう、一緒に頑張っていきましょう。
文章の書き方の基本は「読者にわかりやすく書くこと」
文章を書く際に最も重要なポイントは、読者にわかりやすい情報を提供することです。
この基本を理解して実践することで、文章は目的をより効果的に果たすことができるんです。
文章を書く目的はさまざまですが、情報を伝えることや説得すること、そして読者を楽しませることなど、どの目的も「読者が内容を理解すること」で初めて意味を持ちます。
そのため、読者にとってわかりやすい文章を書くスキルは、ブログを書くうえで非常に重要となります。
なぜ「読者にわかりやすく書くこと」が重要なのか
文章をわかりやすく書くと、読者にその記事で伝えたいことが伝わりやすくなります。
その結果、読者が情報をスムーズに理解し行動を起こすきっかけにもなります。
例えば、マニュアルがわかりやすく書かれていれば、そのサイトの情報だけで読者は満足します。
これが伝わりにくい文章であれば、すぐに離脱して他のサイトを見に行くでしょう。
わかりやすい文章は、読者に記事の信頼性を伝えてサイトの評価を上げることにも大いに役立ちます。
また、サイトの評価を上げると検索エンジンで上位に表示されやすくなるので、これも「読者にわかりやすい文章」のメリットです。
読者の視点を意識することの重要性
文章を読みやすくするためには、まず読者の立場を考えることが大切です。
読者がどんな情報に興味を持っているのか、どの程度の知識を持っているのか、何を知りたいと思っているのかを理解することがポイントです。
読者の事を考えて記事を書くことで、より読者に適した記事を作成できます。
これには、専門用語を使わないようにしたり、具体的な例を挙げたり、重要な情報を強調するのが効果的です。
読者の求める情報に合わせて記事を構成することは、文章が理解されやすくなるだけでなく、読者が興味を持ち続ける手助けにもなります。
文章を書く前におさえておくべきこと
ブログ記事を書くときに前もって考えておくことがあります。
それは「読者をイメージすること」と「記事をざっくり設計すること」です。
これを先に行うと、まとまった読みやすい文章を書くことができます。
その文章を読む読者をイメージする
文章を書くときに一番意識しなければいけないのは、読者にとって価値があり、興味を持ってもらう記事を書くことです。
どんな文章を書いたらいいのかわからない人には、自分が書きたいことを書こうとしている人が多いです。
自分が書きたいことではなく、「読者がなぜそのキーワードで検索をしたのか」「読者は何を求めているのか」をじっくり考えると、自然と全体の構成が見えてきます。
何を知りたいと思っているのか、どんな問題を抱えているのかをイメージして、それに応える内容を心がけましょう。
慣れるまでは特定の一人の悩みを解決する!と考えて書く方法がおすすめです。
特定の一人は想像しても自分に向けても大丈夫ですよ。
想定した読者が持つ疑問や自分がこれまでに悩んだことに焦点を当ててみましょう。
そうすることで、読者は「自分と同じ悩みだ!解決するかも!」と思い、記事に興味を持ってもらいやすくなります。
あらかじめ読みやすい構造にまとめる
記事を書く前に、読者が情報を理解しやすいよう全体の構造を考えておくことも大切です。
「読みやすい記事の構造」とは、流れが自然で読者が迷わずに要点を把握できるような構造です。
具体的には以下の様な構成になるようにしましょう。
- 導入パート
- 記事に書いている内容をはっきりさせて、読者がこの記事から何を得られるかを書きます。
- 読者の興味を引いて読み進めるメリットを伝えましょう。
- 本文パート
- キーワードに関する詳細情報を展開する記事の中心部分です。
- どこに何が書いているかわかるように見出しを使ってわかりやすく分割します。
- 1つの見出しには1つの内容を書きましょう。
- まとめパート
- 記事の主題に対する見解や締めくくりを書く部分です。
- 読者に対するアクションの呼びかけなども行います。
このように前もって計画することで全体の流れがイメージできるので、文章をスムーズに書き進めることができます。
また、全体の構造もきっちりまとまるので、読者にとっても読みやすく伝わりやすい記事になりますよ。
各パートの詳細な書き方についてはこちらで解説しています。
文章の書き方の基本10選
文章をわかりやすく書くことは、読者を引きつけたり関心を維持させたりする上でとても大切です。
ここでは、あなたのブログ記事をもっと魅力的にするために役立つ、簡潔で明確、そして人を引きつけるコツを10個紹介します。
①結論から伝える
記事を書くときは結論から書き始めましょう。
結論から書いた文章にはいくつかのメリットがあります。
- はじめに結論を書いて読者の興味を引くことで流し読みされにくくなる
- 読者が内容を理解しやすい
- 構成が決まっているので文章が書きやすい
結論を書いた後には、それに対する理由や具体的な例を書いていきます。
「結論(Point)」→「理由(Reason)」→「具体例や根拠(Example)」→「再度結論(Point)」の順番で書くことにより、読者が理解しやすい文章を書くことができます。
このような結論から書く手法を「PREP法」と言います。
ブログ記事は普段からPREP法を意識して書くとまとまっていて読みやすい文章が書けますよ。
②主語と述語の使い方
文章をシンプルに理解しやすくするためには主語と述語を上手に使うことが大切です。
主語と述語が近い位置にあればあるほど、文はシンプルで直接的なメッセージを伝えられるんです。
例えば、伝えたい内容が”僕は日課でブログを書いている”だとして、次のような文章だと何を伝えたいのか理解しにくいです。
例:
”僕は朝起きてコーヒーを飲んだ後、デスクに向かって色々なアイデアを頭の中で整理しながら、ブログを書くのをよくやります。”
このように、情報がたくさんあるときは主語と述語をはっきりさせて近くにおき、何が言いたいのかをわかりやすくするといいですね。
例:
”僕はブログを書くのが日課です。
朝起きてコーヒーを飲んだ後、デスクに向かって色々なアイデアを頭の中で整理しながら、書いています。”
”朝起きてコーヒーを飲んだ後、デスクに向かって色々なアイデアを頭の中で整理しながら、ブログを書くのが僕の日課です。”
③一文は短く簡潔な表現を心がける
文章を書くときには一文を長くしないように意識しましょう。
一文が長くなると、読者は途中で「これは一体何について言いたいのだろう?」と混乱しやすくなります。
また、最近ではモバイル端末で検索する人の方が多いので、一文が長いと文章が詰まって読みにくいです。
長さの目安は文字の大きさにもよりますが、「PC表示は2行程度」「スマホ表示は3行程度」で改行すると読みやすくていいですよ。
④基本は能動態ではっきりと主張をする
「能動態」は誰が何をしたかをはっきりと表す文体です。対応する文体に「受動態」があります。
受動態は受け身な表現で読者に曖昧な印象を与えてしまうので、ブログではできるだけ能動態の文章を書きましょう。
能動態と受動態の違い=視点の違いになります。簡単に言うと「~をする」が能動態、「~される」が受動態ですね。
- ブログを書く
- 能動態:私はブログを書く
- 受動態:ブログが私によって書かれる
- 本を読む
- 能動態:彼は本を読む
- 受動態:本が彼によって読まれる
- 料理をする
- 能動態:彼女は料理をする
- 受動態:料理が彼女によってされる
能動態で書いた文章は説得力が出るので、読者にすんなり受け入れてもらいやすいです。
とはいえ、主語が大きいときや口コミを引用するとき、文章のリズムを変えたいときなど、状況によっては受動態も有効なのでうまく使い分けるようにしましょう。
⑤一次体験や具体例を交える
自分自身の経験や具体的な事例を盛り込むと読者を引きつけやすくなります。
説明されたときは何となくで理解していものが、具体例を聞くことで身近に感じられるからです。
たとえばダイエットの話で「最近試してみたダイエット法の良かったところ、改善したいところ」を伝えます。
このように自分が直接体験したことを共有すると、読者はその情報をよりリアルに感じて記事に対する信頼も深まります。
ただし、体験談は過度に書きすぎないほうがいいです。
読者は「キーワードに関連する情報が欲しい」のであって「あなたが書いた記事」を読みに来ているわけではないからです。
日記系のブログや筆者が主張する方向性のブログならいいですが、それ以外の場合は注意しましょう。
⑥専門用語を使わずシンプルに
文章は読者がスムーズに理解できるように専門用語は控えましょう。
専門用語は、特定の分野に精通している人にとっては一般的でも、多くの人には通じないことの方が多いです。
たとえば、”エンドユーザーのエンゲージメントを最適化する”と言ってもよくわからないと思います。
これを”読者がより関心を持つようにする”と言い換えると、シンプルで伝わりやすいですよね。
具体的には「小・中学生の一般教養レベルの知識」でも理解できる言葉を使うのがおすすめです。
ターゲットにする読者層によって文体は変わりますが、Webにある記事は誰でも読めるので、誰もが読みやすい文章にしておいた方がいいですね。
⑦読み手の興味を惹く質問を投げかける
読者の興味を引きつけるために質問を織り交ぜることも効果的です。
なぜなら、質問は読者自身に何かをイメージさせ、それによって記事の内容に深く没頭させるからです。
「あなたは今の生活に満足していますか?」「こんな疑問があるんじゃないでしょうか?」のように、経験や知識に直接触れる質問は読者の興味をそそり、答えを求めて読む動機を与えます。
記事最初のリード文やH2見出しが切り替わる(伝える内容が変わる)タイミングで質問を加えると、記事が長くても読者をもう一度引き込みやすくなります。
⑧視覚的な要素を取り入れる
文章だけでなく画像や表などを使い一目でわかるようにすると、より魅力的なブログ記事を作成できます。
「文章の書き方じゃないじゃん」と思うかもしれませんが、ブログでは読みやすさが大切です。
文章ではなく視覚的にまとめることで、読者に要点が伝わりやすくストレスがかかりにくいので非常に有効です。
画像や表を使わないときには、リストや装飾などで見やすくするだけでも大丈夫です。
読者は基本的に文章を読みません。
「この見出しではこれだけ伝わればいい」という部分は画像にしたり装飾をつけるようにして、流し読みでも内容が理解できるように工夫しましょう。
⑨語尾やトーンを統一する
文章を書く際には語尾やトーンにも注意を払うことが大切です。
一貫性のある語尾を使うと読者が内容をスムーズに理解でき、記事の内容を明確に受け取ることができます。
途中まで「~ですよね。」といった柔らかい文体で書いていたのに、急に「~だからである。」という語尾に切り替わると読者も戸惑います。
そのため、記事全体を通じて一貫したスタイルとトーンを維持することを心がけましょう。
基本的には「です・ます」調の語尾で書いていれば問題ありません。
ただし、「~です。~です。~です。」と同じ文末を繰り返すと読みにくいので、同じ語句を使いそうになったら意識して切り替えるようにしましょう。
⑩リライトを通じて文章を洗練させる
良い文章は一度で完成するものではありません。記事を書き上げた後、それを見直し、更に磨きをかけるリライトがとても重要です。
むしろブログ記事は『リライト前提』で書きましょう。
僕も記事を投稿した後は必ず時間を置いてから見直し、改善できる部分がないかをじっくりと考えます。
リライトでは、不必要な部分を削除し、伝えたいメッセージをより鮮明にします。
この繰り返しによって、読者にとって価値のある洗練された記事が出来ていきます。
リライトは、作品をより良くするための大切な作業であり、書き手としての成長にも欠かせません。
ブログ記事は完璧を目指さずに60%くらいの完成度で投稿するようにしましょう。
60%と言っても人によって違いますが、個人的な目安を書いておきます。
- キーワードに合うタイトル、見出しを使う
- 全ての見出しでざっくりと本文を書く
- 簡単に装飾を付ける
- 画像はアイキャッチと重要な部分だけ用意する
文章の書き方の基本:まとめ
この記事では、ブログ記事を書く基本と10個のコツを紹介しました。
- 結論から伝える
- 主語と述語の使い方
- 一文は短く簡潔な表現を心がける
- 基本は能動態ではっきりと主張をする
- 一次体験や具体例を交える
- 専門用語を使わずシンプルに
- 読み手の興味を惹く質問を投げかける
- 視覚的な要素を取り入れる
- 語尾やトーンを統一する
- リライトを通じて文章を洗練させる
今回紹介したテクニックは実際にご自身のブログで試してみてください。
また、リライトの重要性を忘れずに、常に内容を見直し改善の余地を探し続けてください。
書き方さえ理解できれば、AIで書いた文章を修正するだけでよくなるので、ブログの執筆速度がめちゃくちゃ早くなりますよ。