ブログの勉強をしていると嫌になるくらいSEOという単語を聞きますよね。
ブログで稼ぐためには検索からの流入が必須。そのためにはSEO対策は避けては通れない課題。
そう言われていますが、記事を書くときにはSEO対策以上に大切なことがあります。
今回お伝えしたい大切なこととは、「ブログは、とあるキーワードで検索してきた『ユーザーの悩みの解消』を第一に考えて書く」ということです。
実際、自分で検索するときも何かしらの疑問や悩みについて検索していませんか?その疑問を持った検索ユーザーが求めている記事を書くことが何より重要なんです。
この、ユーザーを第一に考えること=Googleの理念なので、それこそがSEO対策の基本になります。
ではこれから、ユーザーファーストを守りながら検索エンジンで上位表示させる具体的な方法を解説しますね。
SEOは検索エンジンがwebサイトを評価することです。
対策として一番大切なことは『ユーザーのためを考えて記事を書く』ことです。
まずはユーザーを満足させることを考えて記事を作ります。
その上で検索エンジンが適切に評価できるようにクローラー対策とインデックス対策に取り組むことが『真のSEO対策』です。
Googleが言うユーザーファーストの理念
検索エンジンの目的とは何か?
SEOとは、Googleなどの検索エンジンがどのサイトを上位に表示させるかを判断して、検索結果のページを最適化すること。
つまり僕たちブロガーが行うSEO対策を端的に言うと、自分のサイトを上位表示させるためのテクニックです。
そこで検索エンジンについて知る必要があるわけですが、まずGoogleは自社理念の一番最初にこれを書いています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
Google が掲げる 10 の事実
実際にGoogle検索を使ったことがある人ならわかると思いますが、非常にシンプルで分かりやすいですよね。
ユーザーから見ても検索の使い方が一目でわかる使いやすいページだと思います。まさに利便性を考えたサイト設計ですね。
ユーザーが求めるものを考える
ブログの内容を考えるときには、ユーザーの知りたい情報や問題を解決する手段について何がベストなのか考えるべきです。
出来るだけ細かい疑問まで考えて記事を書くことがユーザーの求める情報になり、それが僕たち個人ブロガーの記事が上位表示されることにもつながります。
逆にユーザーの事を考えていないSEO対策を行うと、グーグルの施策に左右されて検索上位に表示されなくなる、なんてこともよく起こります。
- 自分の他サイトからリンクを集中させる
- 適当にアフィリエイトリンクや広告を貼る
- アクセスを集めるために低品質な記事を量産する
など自分の利益ばかり考えた行動は、結局自分の首を絞めることになります。
ユーザーが満足してくれるかどうかを考えてコンテンツを作成するようにしましょう!
ユーザーファーストがSEO対策になる理由は検索エンジンの仕組み
自分で作成したページが検索で表示されるまでには以下のステップがあります。
- クローラーによる情報収集
- 集めた情報がデータベースにインデックスされる
- 200以上の基準で評価して順位を決める
この全ての段階においてユーザーファーストが有利に働きます。その理由について見ていきましょう。
1.クローラーによる情報収集
クローラーとは簡単に説明をすると検索エンジンのロボットで、Webページのリンク情報を辿り、その中から必要な情報を取得していきます。
そのため、まず初めにブログや記事を『クローラーに発見されること』が必要になります。
前述の通りクローラーはリンクを移動して情報収集するので、見つけてもらいやすくするためにはリンク対策が有効です!
- 自分のサイト内でリンクを繋ぐ(内部リンク)
- 関連する記事同士がリンクされていれば、あなたのブログの隅々までクローラーが巡回しやすい仕組みを作れるため、その分だけ記事を発見してくれます。
- 他サイトと自分サイトのリンクを繋ぐ(外部リンク)
- 他の人の記事に『あなたのブログのURL』がリンクされていれば、入り口が複数用意できるのでクローラーが訪れやすくなります。
このうち内部リンクの仕組みは自分で用意できますが、外部リンクに対してはユーザーファーストの記事が重要です。
なぜかというと、他サイトの人が「読者にメリットがある記事」だと判断すれば、引用して紹介されやすくなるからですね。
クローラーに発見してもらうために、少しずつ記事の質を高めていくように心がけましょう。
2.集めた情報がデータベースにインデックスされる
webサイトを見つけたクローラーは、その情報をデータベースまで持って帰ります。
そしてデータベースの中でいくつかの要素に分解し、検索に表示されるようになることをインデックスされると言います。
インデックスされるまでには時間がかかりますが、ここでも有効な方法があります。
- キーワードを入れたタイトルを用意する
- この記事で言えば「ブログ、初心者、SEO対策、ユーザーファースト」がキーワードです。これによりGoogle側が記事の内容を判断しやすくなります。
- わかりやすい見出しを用意する
- Googleが理解できるように見出し作成しなければ、記事の内容が適切に評価されません。
- メタディスクリプションを用意する
- 記事の内容の要約を書く部分です。他の記事のコピペを使用するとGoogleに厳しく評価されるため気を付けましょう。
これらの対策はGoogleの評価以前に、「検索ユーザーが自分の記事を理解しやすくする」ために必要なことなので、丁寧に考えるようにしましょう。
3.200以上の基準で評価して順位を決める
インデックスされた時点で検索には表示されるようになります。そのあとアルゴリズムによって評価されて、記事に点数が付けられて、検索順位が決まります。
この採点基準が200以上もあるというのが、SEO対策が重要で難しいと言われる理由ですね。
しかもそれが具体的にどのような項目で構成されているのかは公表されていません。
そのため『ユーザーの検索意図を理解して、それを満たすベストな回答は何か』を考えて記事を書くことがSEOの大切な本質になります。
Googleはユーザーを最優先に考えているので、悪質なサイトや低品質なサイトをはじくため定期的に採点基準を変更します。
しかしユーザーファーストを意識していればアルゴリズムの変化に影響されにくく、検索圏外にいきなり飛ばされる心配もなくなります。
これらの対策がそのまま、ユーザー目線の記事がSEO対策になる理由というわけです。
※高品質な記事の書き方については別の記事で解説します。
ユーザーファーストのコンテンツを作るためのポイント
では、上で書いた方法について具体的に説明していきます。
クローラー対策について
内部リンクによる対策
内部リンクとはその名の通りサイト内部で行うリンクのことで、自分のサイト内の記事同士をリンクでつなぐ方法ですね。
内部リンクにはこのような利点があります。
ユーザーのメリット | 関連する記事がわかりやすいので、ユーザーにとって快適で見やすいサイトになる。 |
Googleのメリット | クローラーが巡回しやすくなり、リンク元・リンク先の両方を関連付けて評価するためSEOに有効。 |
運営者のメリット | ユーザーが見やすく移動しやすくなることで、PV数の向上が見込める。 |
逆に内部リンクの貼り方に関しては注意が必要な部分もあります。
- むやみにリンクを増やしても、クローラーの巡回効率が下がり、良くないサイトだと評価される。
- 高品質な記事から関連性のない記事・低品質な記事にリンクを向けると、元の高品質なページも低い評価を受けることになる。
などの注意点があるので、内部リンクを貼る際には「記事をより高品質に」「関連性のあるページにリンクする」ことを意識しましょう。
外部リンクによる対策
外部リンクには、自分で行う方法と、他の人からリンクしてもらう方法があります。
方法としては、
- TwitterやInstagramなどのSNSに自サイトのURLを掲載する
- 知恵袋などの悩み相談サイトに解決策としてリンクを貼る
- 他のサイトの人にリンクを掲載してもらう
などですね。早いうちからSNSなどで認知度を高めることはSEO対策としても有効です。
それにより関連記事を書いている他のユーザーからリンクしてもらえたりするからですね。
しかしこちらも注意点があり、
- 別サイトを量産して被リンクを増やす
- 依頼してリンクを掲載してもらう
- 内容が間違っている低品質な記事を書く
といった行為はGoogleから厳しい評価を受けたりするので気を付けましょう。
インデックス対策について
タイトルのSEO対策
タイトルを決めるときに重要なのは『キーワード』と『文字数』です。
例えば、『ブログ 始め方 スマホ』がキーワードなら、ブログタイトルには必ず『ブログ 始め方 スマホ』を入れる必要があります。
なぜなら、グーグルが『この記事は、”ブログ 始め方 スマホ”で検索をするユーザーのために作られたから、発見されやすいように上位表示させよう!』と判断してくれる可能性があるからです。
これらのキーワードをタイトルの左側に寄せて、検索ユーザーがわかりやすくクリックしやすいタイトルを考える事が重要ですね。
また、タイトルの文字数は32文字前後がおススメです。あまり短いとキーワードが入れられなく、長すぎると後半が表示されなくなるからです。
32文字程度で複数のキーワードを入れたタイトルを意識しましょう!
キーワードを選ぶときにはこちらを参考にしてみてください。
見出しのSEO対策
見出しは読者にとってもGoogleの評価にも重要な要素です。
読者が見やすくなるのは言うまでもないですが、適切な見出しを用意することで、Googleが記事構成を理解しやすくなるため高評価につながりやすいです。
さらに言えば、記事を書く前に全体の見出し構成を考えることで、自分でも理解しやすくなり記事作成の効率もアップします。
さらにさらに、見出しの分だけ本文を作成するので文字数も増えやすく、内容が薄い記事になることを避けることもできます。
前置きが長くなりましたが見出しが何かというと、記事の目次になる部分です。
見出しは以下の要点を守って作成しましょう。
- 見出しは<H2><H3><H4>を順番に使う(H1はタイトルです)
- <H2見出し>には『キーワード』を入れる(この記事では『ユーザーファースト』『SEO対策』を入れています)
- <H3見出し>の2~3個に1個位の割合で、できれば『キーワード』を入れる
- 見出しは使っても<H4>まで
メタディスクリプションのSEO対策
メタディスクリプションとは、下の図の赤枠で囲んだ説明文のことです。
ディスクリプションは、検索エンジンが評価する段階でそこまで影響があるわけではありません。
ユーザーが検索したときに、「このページはこういう内容のコンテンツです」と概要を表示させることで、ユーザーが自分にとって必要な情報か・求めていた情報なのかが判断しやすくなり、その内容によってCTR(クリック率)の向上につながるのです。
このCTR(クリック率)を高めることで、「クリックが多いからユーザーに利益のある記事だな」と判断されやすくなり、結果としてSEO対策にもなるわけですね。
設定しなければ記事本文から自動で抽出した文章が表示されますが、タイトルに適していない文章が表示されることもあるため、自分で適切に設定したほうが無難です。
メタディスクリプションは長すぎると「…」と表示されてしまうので、100~120字程度でまとめるようにしましょう。
まとめ
今回は初心者が行うべきSEO対策について解説しましたが、一番大切なことは『ユーザーのためを考えて記事を書く』ことです。
まず初めにユーザーを満足させるように記事を作ります。
そのうえで、検索エンジンがその記事を適切に評価できるようにクローラーとインデックスの対策に取り組むことが『真のSEO対策』です。
ユーザーにとって何が一番かを考えることで自然と結果はついてくるので、そのことを忘れないようにしましょう。
タイトルや見出しを作成した後の「ユーザーを満足させるための記事の書き方」を解説するので、もしよろしければご覧になってください。