- 毎日更新するのは大変…
- どのくらいのペースで更新したらいいの?
ブログを初めてからこのように思ったことはありませんか。
「記事の数が大事だから最低1ヶ月は毎日更新しよう」
「頻繁に更新するよりも内容の質が重要」
など人によっても色々な意見があります。
まず、毎日更新を気にする方は、収益化のためのベストな更新ペースを把握しましょう。
そこでこの記事では、更新頻度とSEOの関係やオススメの更新頻度について詳しく解説します。
ぜひ参考にして自分なりの適切な投稿ペースを見つけてください。
結論から言うと、合格ラインの質で記事を書ければ、毎日でも週1回の投稿でもいいです。
現在の自分のレベルによって、より優先するべき方が変わります。
ブログは毎日更新したほうがいい?記事の質の方が重要?
ブログの成功においては「記事の質」が最重要です。
一方で「更新頻度」も無視できない要素です。
ブログを始めたばかりの人は更新頻度が重要と言えます。ある程度記事を書くスキルが身についた人は質を優先した方がいいでしょう。
個人的には20~30記事までは「量」、そこからは「質」を意識するのが良いと思います。
以下でそれぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
更新頻度が重要と言われる理由
一般的にブログの更新頻度が重要と言われる理由は、収益化できるまで1~3ヶ月かかり、記事数の大体の目安が30~50記事程度だからです。
要約すれば「早く稼げるようになりたいなら毎日頑張らないとダメでしょ」ということになります。
単純に記事数が多くなれば、検索される機会も増えて新規読者も獲得しやすくなりますからね。
また、固定の読者が出来た場合、記事の更新があるたびに再訪してくれることもメリットです。
さらに、収益化に必要なスキルは実際に書くことで身につくので、とりあえず書くことが優先と言われるわけですね。
記事の質が重要と言われる理由
記事の質が重要な理由は、Googleは読者のためになる記事を評価するからです。
検索で上位表示されるには「Googleから高品質な記事である」と評価されなければいけません。
つまりどれだけ更新しても読者の検索意図を満たしていないと判断されてしまったら、検索からの読者を集めることができないんです。
仮に読者が訪れたとしても、内容がスカスカだったり読みにくかったりではすぐに離脱してしまいます。
サイトが育ってきたなら、投稿から最短で結果が出るのは高品質な記事になります。
ブログの更新頻度がSEOに与える影響【毎日更新は関係ない】
「記事数が多くなれば検索される機会も増える」?「更新しても検索意図を満たしていないと検索されない」?
一体どっちなんだと思われたことでしょう。
そこで次は、更新頻度とSEOの関係について解説します。
更新頻度が高い=順位が上がるわけではない
ただブログの更新頻度が高いだけでは検索順位は上がりません。
イメージしやすいように以下のような画像を用意しました。

この中で最も良いのは当然「高品質かつ高頻度の①」、最も悪いのは「低品質かつ低頻度の④」であることがわかりますね。
では②と③はどっちがいいのかと言えば、Googleは読者のためになる記事を評価するので「高品質かつ低頻度の②」の方が良いです。
このようにSEOでブログの順位を上げるためには、更新頻度よりも記事の質に注意する必要があります。
更新が多いほど読者のアクセス数は増えやすい
SEOには記事の質が大事ですが、単純に更新頻度が多ければPVが増えやすいというメリットはあります。
理由は以下の3つです。
- 低品質な記事でも記事数が多ければ、何らかの検索意図に引っかかる可能性がある
- 頻繁な更新は読者に新しい情報を提供するので、ファンの獲得に役立つ
- 書けば書くほどスキルが身につくので、徐々に検索意図にあった記事を書けるようになる
はじめは記事の書き方がわからなくても、新しい情報を仕入れて読者に提供し定期的な更新を続けることで成果を出すことが出来ます。
記事を書くことで確実にライティング力が身に付きますが、何も考えずにただ書いても意味がありません。
稼げるようになるには正しい書き方を勉強しながら記事を作成していくのが大事ですよ。
間接的にGoogleの評価は上がる
ブログの更新頻度はSEOに直接影響はしませんが、間接的に影響があります。
書き方を学びながら更新を続けることで記事の質が向上し、アクセス数が増えやすくなると説明しました。
SEOに影響するのは、高品質な記事でアクセス数が増えることにより検索エンジンの評価が上がるからです。
Googleは読者の行動もサイトの評価の指標にしているので、検索からのアクセスが多いサイトは有用なコンテンツと判断され、結果的にSEOの評価が向上します。
また、長く続けているブロガー達の経験則から、定期的に更新を続けることも検索順位を上げるために必要な要素と言われています。
できるだけ高い頻度で読者のためになる記事を更新することが、自分の成長・サイトの成長に繋がります。
適切なブログの更新頻度
結論ですが、適切なブログの更新頻度は人によって違うため一概には言えません。
副業で始めた人に「本業が終わってから毎日3時間書くべき」と言っても、生活時間の問題で出来ない人も多いでしょう。
他にも、トレンドを取り入れたブログテーマであれば最新の情報を発信する必要があるので、毎日、1日数回の更新が必要になることもあります。
では何が正解かと言うと、冒頭に書いた通り『合格ラインの質で記事を書ければ、毎日でも週1回の投稿でもいい』です。
自分の環境に合わせて、できる限りの質を保ちつつ、できるだけ多く更新できるペースを見つけるのが大切です。
今はまだピンとこないかと思うので、更新ペースの参考目安について解説します。
更新ペース①:1日1記事(毎日更新)
- 学生
- 本気でブログに取り組みたい人
- トレンド情報を扱っている人、など
毎日更新は、時間に余裕があって記事の質を落とさずに書ける人であればいいでしょう。
もしくは鮮度が命の情報を取り扱う人ですね。
毎日更新には以下のようなメリット・デメリットがあります。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | ・ファンが増えやすい ・サイトのコンテンツが充実する ・質が高い記事を書き続けられるなら成果が出るのが早い ・ライティングスキルの上達が早い |
デメリット | ・体力的、精神的な負担が大きい ・クオリティの低下や情報の乏しさのリスクがある ・継続的な執筆のプレッシャーがある ・アイデアがなくなる可能性がある |
記事の質を維持できる人は挑戦してもいいと思いますが、デメリットにあるクオリティ低下はサイト全体にマイナスな影響を与えます。
個人的には無理して取り組むべきではないと思いますね。オススメは次の2~3日に1記事です。
更新ペース②:2~3日に1記事
- 副業でブログに取り組んでいる人
- 主婦ブロガー
- 専門知識が必要なブログ
- 自身の創作活動を扱っているブログ、など
箇条書きで例を書きましたが、正直ほとんどの人に向いているペースです。
オススメの理由は何度もお伝えした通り記事の質を安定させられるからです。
目安としてはこんな感じですね。
3日に1記事の場合
・キーワードの調査:1日
・記事構成を考える:1日
・執筆・チェックして投稿:1日
2日に1記事の場合
・キーワードの調査・記事構成を考える:1日
・執筆・チェックして投稿:1日
検索で上位に入るためには、キーワード調査と記事構成が特に重要なので、ここに1日使えるのは大きいです。
記事構成を先に作ることで執筆もスムーズに行えます。
また、ブログは長期的な目線で続ける必要があり、このペースであれば「1ヶ月で10記事」「1年で100記事」を目標に取り組むことになります。
もしかしたら副業ブロガーの方はこれでもキツイペースかと思いますが、できればこの範囲で投稿し続けることを目指して欲しいですね。
更新ペース③:1週間で1記事
- 1日に少ししかブログの時間が取れない人
- サイトにコンテンツが充実してきた人、など
初心者であれば最低でもこのくらいで続けないと収益的に厳しい、というのが1週間に1記事です。
大体「1年間で約50記事」になりますが、他のペースよりも全ての記事を高品質に仕上げられるので読者にとって価値あるサイトを作りやすいです。
そのため、このペースで続ける人はより読者を満足させられるように、検索意図の調査や記事・サイトの作り方を学ぶ必要があります。
しっかりと勉強し高品質な記事を提供し続けることが出来れば、早くて20記事程度で成果が出る人もいるので、ペースが遅いことを気にする必要もないですよ。
ブログの更新頻度を上げるコツ
週1で投稿してたけど週2にペースアップしたいな、と思うこともあるでしょう。
そんな方のために更新頻度を上げるコツをいくつか紹介します。
書く内容の事前準備をする
まず記事を書く手順は大体以下の様になるとイメージしてください。
- キーワード選定・読者の想定
- 記事構成の作成
- 記事を執筆する
- 装飾・画像挿入・投稿設定をする
- 記事を公開する
事前準備とは、「1.キーワード選定・読者の想定」「2.記事構成の作成」をしっかりと行うことです。
記事構成を先に作成することは、ペースアップに非常に役立ちます。
- キーワードを調査する
- そのキーワードについて読者が知りたいことを想定する
- 「タイトル」「見出し」「見出し毎の簡単な内容」をまとめる
このような記事構成を作成しておくことで、全体の流れに沿うように文章を埋めていくだけで記事が完成します。
この手順を飛ばして記事を書いていた、という人は記事構成の作成を取り入れてみましょう。
決まった型を使って記事を書く
- キーワード選定・読者の想定
- 記事構成の作成
- 記事を執筆する
- 装飾・画像挿入・投稿設定をする
- 記事を公開する
文章を書くことに慣れていない人は文章のテンプレートを使うのがオススメです。
基本的に本文にはPREP法を利用します。
- P=Point(結論):初めに結論(答え)を提示し、以降の話を理解しやすくする
- R=Reason(理由):答えの理由を理解し、さらに話が聞きやすくなる
- E=Example(具体例・根拠):結論への理解が深まる
- P=Point(結論を再主張):この見出しで主張したいことのまとめ
見出しに対しての結論を書き、結論を補強するように理由や根拠を書く。
初めはこの流れを覚えるだけで作業効率が上がりますよ!
記事全体のテンプレートについては「ブログ記事はテンプレートで効率アップ。基本の書き方と個性の出し方」で詳しくまとめています。
とにかく書いて慣れる
実際に記事を書くことで必要なスキルが身に付き、無駄な作業が省かれて記事作成の効率がアップします。
記事作成に慣れると、
キーワードを調べるのが早くなったり、
記事構成を作るスピードが上がったり、
本文をスラスラ書けたり、
必要な画像をすぐに作れたりするようになります。
なので、更新頻度を上げたいなら単純に作業する回数を増やす、というのも有効な方法です。
とはいえ、継続していれば気づかないうちに作業が早くなるので、無理に頑張る必要もないと思いますよ。
まとめ:ブログの質を高めながら自分に合った更新頻度を維持しよう
今回のおさらいです。
- 優先するべきは「記事の質」>「更新頻度」
- 更新頻度は直接SEOに影響しないので、無理に毎日更新する必要はない
- 記事の質をキープしながらできるだけ高い頻度で投稿するのがベスト
- 初心者の内は記事の質を高める方が大事
- ブログは更新ペースを考えるよりも読者に価値を与えているかが重要
続けていれば確実に力がつくので、早いペースで書くよりも定期的に更新していくことを意識したほうがいいです。
更新頻度の目安を参考にして、自分が高品質な記事を書ける適切なペースで記事更新しましょう。
記事の質を高めるためのノウハウを学びたい方はこちらのページを参考にしてください。