- ブログ始めたけど何を書けば良いのかわからない
- 今書いてるジャンルは自分に合ってないかも
- ブログで稼げるジャンルは何?
ブログを始めるときに誰しもがぶつかる壁だと思います。
実際にどのジャンルを選んで記事を書くかによって書きやすさや収益性にも変化が出るので、ジャンル決めはブログを始めるうえで非常に重要な要素と言えます。
でもいきなり稼げるテーマ・ジャンルを選べと言われても、ブログ初心者にとっては難しいですよね。
そこで今回は、よくあるブログジャンルが決まらない理由と基本的なジャンルの選び方、そして稼ぎやすいジャンルの決め方を解説します。
どうしても決まらないときに選び方も紹介するので、最後まで読めばすぐにブログ運営をスタートできますよ。
なぜブログ運営にジャンル選びが重要なのか
初めにジャンルの重要性を理解しておきましょう。
その主な理由は以下の3つです。
- ジャンルによって稼ぎやすさが変わるから
- 市場が大きすぎるジャンルを攻めると、先に作られたサイトが強すぎて一向に稼げないから
- ジャンルを決めると記事を書く方向性も決められるから
ブログで稼ぐにはブログへのアクセスを集めて、そのあと商品の購入やサービスへ登録してもらう必要があります。
“検索する人が全くいないジャンル”や”売れる商品がほとんどないジャンル”を選んでは稼ぐことができません。
逆に商品や検索数が多いジャンルであっても既に市場が埋まっている場合も、後から新規サイトが参入して稼ぐのは大変です。
「じゃあ実際にどうやって決めればいいの?」と思われたのではないでしょうか。
そのためにはまず、ブログジャンルが決められない人の特徴を理解することが大切です。
ジャンルの決め方だけを学んでも次の特徴に当てはまる人は同じことを繰り返してしまうので、そうならないためにも初めのうちに理解して回避するようにしましょう。
ブログのジャンルが決まらない人の特徴
ブログのジャンルが決まらない人には以下のような特徴があります。
- 稼げるジャンルかどうかがわからない
- ライバルサイトに勝てる自信がない
- 自分に知識や専門性がない
では1つずつ見ていきましょう。
稼げるジャンルかどうかがわからない
ブログを始めるとき、多くの人が一番最初に「どのジャンルが稼げるのか」「書きたいジャンルはあるけど稼げるかわからない」と考えます。
この特徴に当てはまる人はジャンル選びの指標が決まっていません。
なので一般に稼ぎやすいと言われているジャンルから選ぶといいでしょう。
稼ぎやすいジャンルの例 | 主な商材やサービス |
---|---|
電子書籍ストア | サブスク登録や購入 |
金融系 | クレジットカード |
生成AI | AIの有料登録、自作商材 |
恋愛 | マッチングアプリ |
占い | 電話占いの体験 |
ブログ系 | レンタルサーバーの登録 |
これらのジャンルは市場が大きくライバルも多いのですが、ライバルの隙間を狙うことで初心者でも大きく稼ぐことが可能です。
ライバルサイトに勝てる自信がない
ブログは、検索したときの順位が収益に直結するためライバルサイトとの競争は避けられません。
そして初心者の多くが「ライバルサイトに勝てる自信がない」と感じるのは自然なことです。
この特徴に当てはまる人は、検索順位に影響する要素を学ぶ必要があります。
そのうえで後程解説する、初心者でも稼ぎやすいブログジャンルの選び方を実践するといいでしょう。
検索順位で上位を取るための要素をざっくり分けると以下のようになります。
- キーワードの検索意図に対して高品質なコンテンツを作成
- ライバルが少ないキーワードで戦う
- ドメインパワーが高いサイトを使う
個人ブロガーが狙う戦略としては、ライバルが少ないキーワードをメインにして高品質な記事の書き方を学びながらサイトを作るのがいいですね。
自分に知識や専門性がない
ブログは読者に情報を与えるのが大切なので、自分に知識がないと不安になるのは当然のことです。
このような人は、『稼げるジャンルについて学びながら発信する』か『自分を深掘りして自信が持てるジャンルを見つける』方法がおすすめです。
特におすすめなのは稼げるジャンルについて学びながら発信する方法です。
ブログの作り方と記事の書き方さえ身に着けてしまえば自由なジャンルで稼ぐことが可能になります。
自分を深堀する場合は以下のリストを参考にするといいでしょう。
- 自分が興味や関心のあるジャンル
- 最近ハマっていること
- 1年以上継続していること(以前継続していたこと)
- 将来の目標
- これから学びたいと思っていること、など
- 過去に悩んでいたり困っていたりしたジャンル
- コンプレックス(現在・過去)
- 解決した悩み、解決していない悩み(小さい悩みでもOK)
- 友人から相談されたこと、など
- 仕事で経験しているジャンル
興味があるジャンルであれば、継続しやすく、専門性を高めやすく、同じく興味がある人に解説しやすい。
悩みのジャンルであれば、共感を得やすい、読者が欲しい情報を伝えやすい、などのメリットがあります。
仕事の経験は、将来の目標(出世など)や悩み(仕事の悩み、転職)などの専門性と、自分の経験というオリジナリティを組み合わせやすいです。
まずはこの方法で書けそうなジャンルが無いかを洗い出してみましょう。
参考までに僕は、「以前、副業がしたいと思ったけど全然行動できなかった」、「その時に副業としてブログの勉強をしたから、同じように行動できない人がいたら少しでも力になりたい」という自分の悩みから副業系、ブログ系のジャンルで始めました。
ブログジャンルの具体的な決め方
一般的にジャンルの決め方と言うと、転職系、恋愛系といったように、大まかなジャンルを決めると考える人が多いです。
しかし、実際に稼げるジャンルを選ぶ際には、細かいサイト設計まで意識して決めるのがいいです。
具体的には、誰をターゲットにしたサイトを作るのか、そのサイトで何の商品を売るのか、といった点を考慮することで、一気に稼ぎやすいサイトを作ることができます。
では、その具体的な手法について解説していきます。
大規模なジャンルのニッチな範囲を狙う
市場が大きいジャンルは、これだけの多くのサイト数があってもカバーしきれない範囲が出てきます。
そのカバーしきれない範囲に関する情報をメインジャンルとしてまとめたサイトを作ることで、総記事数が少なく収益化しやすいサイトが作れます。
このような特定のテーマ・ジャンルのみの記事を掲載しているブログを特化ブログといいます。
例えば、クレジットカードのジャンルはライバルが非常に多く、「おすすめのクレジットカード」といったキーワードで上位表示されるのはほぼ不可能です。
そこでターゲットを絞ってサイト構成を考えてみます。
- 高校生でも作れるクレジットカード
- シングルマザーにおすすめのクレジットカード
- 旅行でポイントが貯まりやすいクレジットカード
など、色々な読者層を想定しましょう。特定のカードの情報に絞るのもいいですね。
今回の例でジャンルを決めるなら「これから就職する高校生や学生の内から働く高校生向けのサイトでクレジットカードの必要性を伝える」「シングルマザー向けの専門サイトでお得情報としてクレジットカードを紹介する」などですね。
ほかのジャンルも同じで、
- 恋愛系なら特定の年代やコンプレックスに特化する
- 転職系なら特定の業種の人に特化する
といった感じでサイトのジャンルを決めます。
このように特定の人に特化したサイトを作ると、悩みに直結していて成約しやすい、サイトの専門性が向上し他のキーワードでも上位表示されやすい、などの利点があるため個人でも稼げるというわけです。
特化ブログを作るときの基準は、上位記事に個人運営サイトが多くあるか、そのジャンルについてまとめているサイトが少ないか、20~30記事程度で網羅できそうか、を考慮して決めるのがいいですよ。
基本的なキーワード検索の方法を覚えておくと調査しやすいです。キーワード選定はブロガーの必須スキルなのでこの機に学んでおきましょう。
メインキーワードを決めてサイトを設計する
こちらは転職系、ブログ系のように決めるのではなく、「このキーワードで特化したサイトを作れば上位表示できそう」というキーワードからサイトの方向性を決めます。
多くのブロガーは商品やジャンル主軸でキーワードを探します。
ブログ系のサイトであれば、”ブログの書き方”や”WordPressの使い方”、少しズラして”在宅の副業””稼ぎたい”など、ある程度絞って記事を作成します。
なので、一見そのジャンルとは関係のなさそうなキーワードは、ライバルが少なくなるため意外と狙い目なんです。
良いキーワードを見つけるまでに少し時間はかかりますが、より成果が出やすい方法と言えます。
この手法でサイトを作るときにキーワードを見つける方法は、基本的に総当たりです。
なので、サイトを作るまではめんどくさい作業になります。
めんどくさい=誰もやりたがらないからこそチャンスが広がっているんです。
まずはキーワード検索ツールで思いつく言葉を検索し、検索ボリュームと上位サイトのレベルを調べましょう。
例えば「趣味がない 毎日 つまらない(880)」というキーワードで検索すると1位にはYahoo知恵袋が表示されます。
2位、3位には趣味に特化した個人サイトが表示されていますが、「つまらない」や「暇」といった悩みに特化したサイトを作ることで新規サイトでも上位表示できる可能性があります。
検索上位を取れそうなキーワードを見つけたら、関連キーワードもしっかり調べましょう。
「つまらない」という悩みをメインにしたサイトであれば、「毎日 つまらない 50代(390)」や「人生いいことない(480)」といったキーワードでも上位を狙えそうです。
サイトの方向性やある程度のキーワードを決めたら商材があるか探しましょう。
- つまらない日常の解決策を1つに絞ってサービスを紹介する(運動ならジム、副業ならブログなど)
- 暇つぶしでできることをまとめて、それぞれの関連サービスや商品を紹介する
などが考えられますね。
サイトの方向性と商材に関連する内容を網羅するように記事を作成してサイトを作っていきます。
このような流れでサイトを作成します。
一般的なブロガーとはサイト作成の方向性が全然違うので、ライバルサイトが少なくなるのが大きなメリットです。
特に書きたい内容は無い人はこの方法を試してみるといいでしょう。
キーワード検索ツールは「ラッコキーワードのサジェストプラスと獲得キーワード調査」があるとめちゃくちゃ作業が捗ります。
- サジェストプラス
- サジェストキーワードと検索ボリュームが一覧で見られます。
- 特殊な使い方として適当な語を入力して検索すれば、その文字を含んだキーワードがすべて表示され、自分では想像もしない優良キーワードが見つかるので非常に便利です。
- 獲得キーワード
- ざっくりですが、指定したサイトが使用しているキーワードと検索順位を調べることができるので、ライバルサイトの調査がしやすいです。
- 知恵袋やnoteなども調べることができて、これらのサイトが1位~3位を獲得しているキーワードは狙い目であることが多いのでキーワード調査に役立ちます。
ただし、有料プランじゃないと使用できないので注意しましょう。
ライトプランから獲得キーワードの並べ替えが利用できるので、契約するならライトプランがおすすめです。
有料ツールを使うのに抵抗がある人は「GetKeywords」や「chromeのUbersuggestプラグイン」が使いやすくていいですよ。
ドメインパワーが高いサイトで記事を書く(中古ドメイン)
記事の順位を決めるとき記事のクオリティの他に、検索エンジンからの信頼度が評価の基準になります。
その信頼度を表す数値がドメインパワーです。
ドメインパワーは”高品質なコンテンツの有無”、”運営期間の長さ”、”被リンクの質”などによって高まるため、新規サイトはみんな「0」から始まります。
運営を続けて高品質な記事を作成すればドメインパワーが低くても上位表示は可能なのですが、高い方がランキングを決める際に有利に働くのは間違いありません。
この数値が高いメリットは以下の2つです。
- 信頼性のあるサイトとしてランキングで有利に働き、検索上位が獲得しやすい
- 1~2日程度で検索に反映される(新規サイトの場合は1か月程度必要)
そのためブログ副業でスタートダッシュを決めたい方に向いています。中古ドメインに上記2つの方法を組み合わせることで、更に高いSEO効果が期待できます。
ただし中古ドメインには、ドメイン購入のための初期費用が必要、アダルトサイトなどを運営していた場合ペナルティも引き継ぐ、等のデメリットもあるので注意しましょう。
中古ドメインは安いものであれば3,000円程度で購入できます。購入には信頼できる販売サイトを利用しましょう。
中古ドメイン販売屋さんは、中古ドメイン販売業者として10年以上の実績があるので安心して利用できます。
【メリット】
- 2000以上のドメインが販売されている
- 販売されているのはGoogleのIndex削除ペナルティを受けていないドメインのみ
- Googleのペナルティを受けたドメインは返品保証がある
- クレジットカード決済ですぐに利用できる
【デメリット】
- 新規ドメインよりは費用がかかる
- 高額なドメインだからと言って必ずうまくいくとは限らない
これらのメリットデメリットを理解して選びましょう。
ドメイン購入の際には以下の指標を参考に、自分にとってちょうどいい値段のドメインを選ぶといいですよ。
ドメイン名 | ドメインの名称 |
---|---|
RR | ラッコランク(Rakko Rank)の略。 販売サイト独自の指標で数字が大きいほど価値が高い |
価格 | ドメインの販売価格 |
AGE | ドメインエイジ(ドメインの年齢) 古いほど良質な評価を受けている可能性が高い |
BL | ドメイン全体の被リンクの数量 |
BLD | 被リンクドメインの数量 被リンク元のドメイン(サイト数)が多い程、良質な中古ドメインである可能性が上がる |
SM | SNSに共有されている数 |
BPT | 被リンク元(上位200件・同ドメイン2件以内)のページランクの合計 |
稼げるジャンルかどうか不安なときの判断基準
稼げるジャンルかどうか不安な場合は、ASPにアフィリエイト広告があるか調べましょう。
ASPとは、Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダ)の略。 インターネット上でアプリケーションを提供するサービスの提供者(事業者)のことを言い、提供されるソフトウェアやサービスのことをASPサービスと言います。
出典: 総務省『国民のための情報セキュリティサイト』
簡単に言うと、「広告を載せたいブロガー」と「広告を出す企業」の仲介役になります。
多くの企業がASPを利用しているので、ブログを始めた後にもお世話になるサービスです。
またASP自体も数多く存在するため、以下に代表的なものを記載します。
- A8.net
- 広告主数が豊富で、様々なジャンルの広告を掲載可能
- もしもアフィリエイト
- アフィリエイト初心者にも分かりやすい
- バリューコマース
- 大手企業が多く参加しており、高額報酬の広告が多い
これらのASPから自分のジャンルの広告、高単価広告を探してジャンル決めの参考にしましょう。
ブログジャンルを選ぶときの注意点【YMYLの分野は避ける】
Googleは、とくにYMYLに関連するブログやサイトの信頼性を重要視しています。
厳しく評価しているため、YMYL関連のジャンルは上位表示の難易度が非常に高いです。
- 国際的な問題や政治、災害など
- 投資、保険、税金、不動産、クレジットカードなど
- 病気、薬、病院など、医療の関連
- オンライン上で商品やサービスを検索、購入、決済できるページ
- 公的機関、社会福祉、離婚、遺言書など
- 人権や宗教、性別など
- フィットネス、栄養、大学、就職など、人生の局面に関わるページ
(参考:検索品質評価ガイドライン)
これらのジャンルは専門家などの肩書があり信頼出来る人の記事を評価します。
自分がそのジャンルに精通していて信頼性の高い情報を提供できないのであれば、これらは避けるようにしましょう。
稼げるジャンルを選んでサイトを作ろう!
ジャンル決めは稼げるサイトどうかを決める非常に大切な要素です。
よくありがちなのが、「転職系サイトを作る」「恋愛系サイトを作る」と大まかなジャンルを決めても、そのあとの絞り込みで悩んで結局ブログの記事を書けないままやらなくなることです。
なので初めの内からある程度細かく調べてジャンル決めを行うのがいいですよ。
とはいえあまり難しく考えなくても大丈夫です!
仮に記事を書いてみて、自分に合わない、そのジャンルが上手くいかない、と思ったら他のジャンルに変更する位の気持ちで始めましょう。
ジャンルを選んでブログを開設したら、あとは実際に記事を書くだけですよ!
ブログの開設がまだという方は、こちらで詳しく紹介しているのでご覧になってください。
WordPressでブログを始める方法を初心者にもわかりやすく解説